梅毒の治療
梅毒は早期に発見し治療を開始するほど治療期間も短くて
済みます。
詳細な問診や臨床症状による感染時期の推定、過去の治療歴、
梅毒血清反応、抗体価や薬剤アレルギー、妊娠の有無などを
正確に把握して治療方針を決定します。
治療薬にはペニシリン系薬剤が最も有効であり、病原体の
梅毒トレポネーマは現在でも薬剤が効かなくなる耐性は発生
していません。
妊婦の場合には胎児への影響や胎盤通過性を考慮してアセチルス
ビラマイシン(アセチルスビラマイシン甲)を投与します。
ミノマイシンは胎児に悪影響があるので使用しません。