後悔しない為の同時検査

梅毒に感染すると数時間のうちに付近のリンパ節に達し、
その後に血流に乗って体中に広がります。

免疫機能の低下によってさまざまな性感染症に感染
していきますので、同時検査での確認をしましょう。

●HIV
HIVに感染する確率は倍以上に高くなります。

HIVはエイズへ進行する原因ウィルスですが、一度感染すると
既存の治療法では完治できなく、生涯にわたって抗生物質
を服用しなければなりませんので、必ず同時検査をすることを
おすすめします。

●クラミジア
約50%と高率で感染します。

クラミジア・トリコマチスという細菌によって、
粘膜を介して感染しますが、無症状でいる男女性も多く、
女性では不妊症になりやすい傾向が強いので同時検査を
おすすめします。

●淋病
感染率は約30%と高率です。

淋病患者は性器クラミジアと感染経路がほぼ同じであるので
同時感染しやすくなります。

オーラルセックスにより感染など、口腔からの感染もあります
ので見落とせない検査項目です。

●尖形コンジローム
男性では陰嚢がん、女性では子宮頸がんを発症する
ウイルスの型がありますので検査で確認しましょう。

ヒトパピロマウイルス(=HPV)により、
肛門や性器のまわりにイボができます。
肛門部は自分で確認しづらい部位になりますので、
やっかいです。

男性は陰嚢やペニスを覆う皮の内側にできる場合があります。
女性は性器の内外にできますが、注意しないと気が付かない
場合もあるので見過されやすい症状です。

●B型・C型肝炎
生理期間中の血液や精液を介して感染します。

感染後に治癒する人と、ウイルスが肝臓に住みつづける
人(=キャリア状態)に分かれます。

キャリア状態の一部は慢性肝炎に移行し、肝硬変、肝がん
に進行するので感染後の定期検査と治療が必要となります。

特にC型肝炎は慢性化の傾向が強く要注意です。